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【2025】BtoBコーポレートサイト成功のコツ|制作のポイント・掲載情報・最新トレンド

BtoBコーポレートサイト成功のコツ|制作のポイント・掲載情報・最新トレンド

BtoBコーポレートサイトを制作したいけれど、「何から手を付ければ良いのかわからない」「他社の事例を参考にしたい」そんなお悩みをお持ちの担当者は多いのではないでしょうか?

今回は、「BtoBコーポレートサイト」の基本的な役割や掲載すべき情報、最新トレンド、さらに実際の成功事例まで、幅広くわかりやすく解説します。サイト制作が初めての方でもスムーズに理解できるよう構成しています。ぜひ最後までご覧ください。

目次

BtoBコーポレートサイトとは

BtoBコーポレートサイトは、企業が他の企業に向けて情報を発信する、ビジネス活動において欠かせないWebサイトです。単なる会社紹介にとどまらず、製品・サービスの魅力を伝えたり、信頼性を高めたりしてリード獲得(見込み顧客の獲得)を目指すなど、多様な目的を担っています。

まずは、「BtoBコーポレートサイトの定義と目的」、そして「BtoCサイトとの違い」という2つの視点から、BtoBコーポレートサイトの基本知識をわかりやすく解説します。

BtoBコーポレートサイトの定義と目的

BtoBコーポレートサイトは、企業が他の企業に向けて情報を発信するためのウェブサイトです。ただの会社案内にとどまらず、次のような目的があります。

  • 製品・サービスの魅力を伝える
  • 企業の信頼性をアピールする
  • リード獲得(見込み顧客の獲得)を目指す
  • 採用ブランディングを強化する

さらに、近年ではIR情報やCSRの発信といったステークホルダー(企業と関わる利害関係者)向けの情報発信も重視されており、企業の顔としての役割が強まっています。

BtoCサイトとの違い

BtoBコーポレートサイトとBtoCサイトでは、ターゲットや購買までのプロセスに大きな違いがあるため、それぞれの特性を踏まえたサイト設計が求められます。重視されるポイントをまとめると以下の表のようになります。その違いを押さえておきましょう。

項目BtoBコーポレートサイトBtoCサイト
対象法人(企業)個人ユーザー
意思決定者複数名(チーム/部署)基本的に個人
検討期間・決め方長い、慎重短い、直感的
重視ポイント信頼性・実績・技術情報デザイン性・訴求力・価格
コンテンツ設計論理的・専門的感情に訴える、わかりやすい

BtoBコーポレートサイトの主な役割

BtoBコーポレートサイトは、単なる会社情報の掲載にとどまらず、企業活動を支えるさまざまな役割があります。中でも特に重要なのが「信頼性の向上」「見込み客の獲得」「採用ブランディングの推進」という3つのポイントです。

この3点を的確におさえることで、ステークホルダーとの関係性構築やビジネス成果、採用の質の向上につながります。ここでは、それぞれの役割について詳しく解説します。

企業の信頼性とブランド価値の向上

BtoBコーポレートサイトの主な役割としてまず挙げられるのが、企業の信頼性やブランド価値の向上です。訪問者は取引先選定の際に、沿革やビジョン、実績といった基本的な情報を重視するので、それらをわかりやすく整理して掲載することが重要です。

また、企業が顧客の声や導入事例、メディア掲載実績を紹介すると、それを見た訪問者が第三者の視点で信頼性を感じやすくなります。さらに、CSR活動やサステナビリティ(環境や社会に配慮した持続可能な取り組み)への取り組みを継続的に発信し、社会的責任を果たす企業姿勢を訴求することも可能です。

こうした取り組みは、ステークホルダーからの評価にもつながり、結果として企業としてのブランド力や市場での競争優位に寄与します。

見込み客の獲得

BtoBコーポレートサイトは、情報を正確かつ具体的に提供できるツールであるため、見込み客の獲得でも重要な役割を果たします。自社に興味を持ちサイトへ訪問したユーザーに、製品・サービスの詳細を丁寧に掲載し、問い合わせへ導くことで、関心を持った見込み客のリード獲得を促進できます。

さらに、ホワイトペーパーやブログといった情報発信コンテンツを活用しつつ、SEO対策で検索エンジンからの訪問を増やすことができます。これにより、自社を知らなかった潜在層にもリーチが可能です。

資料請求フォームの設置や無料トライアルの実施によって、検討意欲の高い企業の問い合わせを集めることができ、新規の営業活動にもつなげやすくなります。

採用ブランディングの推進

採用ブランディングの強化にも、BtoBコーポレートサイトは寄与します。それは、求職者にとってコーポレートサイトは、企業の雰囲気や価値観を知るための重要な情報源だからです。

募集要項やキャリアパス、働き方といった基本的な情報には、スムーズにアクセスできるようにすることが求められます。また、企業文化を伝えるコンテンツや社員インタビューを掲載することで、社内の雰囲気や働く人の想いを訴求でき、応募意欲の喚起につながります。

また、SNSの運用や採用動画の活用によって、自社の魅力をさらに多角的かつ視覚的に伝えることも有効です。こうしたサイト上の取り組みは、採用のマッチングを高める上でも重要といえます。

BtoBコーポレートサイトで訪問ユーザーがチェックしているポイント

BtoBコーポレートサイトでは、掲載する情報の質と内容がユーザーの行動を大きく左右します。自社を取引先や就職先として検討しているサイト訪問者は、信頼性や製品情報、導入事例、競合比較、採用情報などを慎重に確認しています。そのため、掲載する情報の内容と発信の工夫が不可欠です。

ここでは、各チェックポイントにおいて重視される要素や、ユーザーの意思決定を後押しする見せ方のポイントを紹介します。訪問者の視点に立った情報提供が、成果につながる鍵となりますので、ぜひご参考にしてください。

  • 企業の信頼性
  • 製品・サービス情報
  • 導入事例や成功事例
  • 専門性・信頼性のあるコンテンツ
  • 競合企業との比較
  • 採用情報

企業の信頼性

BtoBコーポレートサイトで訪問ユーザーがまず確認することは、企業の信頼性です。

BtoB取引は長期的な関係を前提に行われるため、訪問ユーザーは、企業が信頼できる相手かどうかを注意して見ています。そのため、会社概要や取引実績、導入事例などは、正確かつ詳細に、掲載することが重要です。また加えて、実際の顧客の声やレビューを紹介し、第三者からの評価を可視化することで、信頼の裏付けにもつながります。

企業規模や業界内での実績を数値で示せば、客観的な企業規模の裏付けとして説得力を持たせることも可能です。こうした情報が十分にそろっているかどうかは、訪問ユーザーの受ける印象に、大きく影響を与えます。

製品・サービス情報

多くの訪問ユーザーが確認するBtoBコーポレートサイト上の情報は、自社の製品・サービスに関することです。顧客にとって取引を検討する際に欠かせない判断材料であるため、特に注目されやすいといえます。

重要なポイントは、製品やサービスの特長に加え、価格帯や導入によって得られるメリット、導入までの流れなどを明確に伝えることです。FAQやサポート情報を充実させることも、訪問ユーザーの不安や疑問を解消することが期待できます。

また、コーポレートサイト上で顧客からのよくある質問にあらかじめ答えるコンテンツをあらかじめ用意するのもいいでしょう。訪問者が問い合わせをするときの心理的ハードルを下げる効果が期待できます。

導入事例や成功事例

導入事例や成功事例は、訪問ユーザーの信頼を高めるために、BtoBコーポレートサイトでは欠かせないコンテンツです。訪問ユーザーは、実際にサービスを導入した企業の成果を知ることで、課題と照らし合わせながら、サービス導入後の効果を具体的にイメージしやすくなります。

たとえば、業種・企業規模で、どのような課題をどう解決したのかを明示することで、サービスの有用性が伝わりやすくなります。加えて、事例が最新のものであるかどうかも信頼性に影響します。

なお、企業が導入事例を古い情報のまま放置すると、訪問ユーザーがサイトの情報を見て悪い印象を抱く可能性があるため、導入事例は定期的に更新することが望ましいです。事例紹介を継続的に充実させ最新情報があることで、その商品・サービスが選ばれ続けている証拠として、訪問ユーザーからポジティブに捉えていただけます。

専門性・信頼性のあるコンテンツ

BtoBコーポレートサイトでは、コンテンツの専門性と信頼性が、訪問ユーザーの評価に大きな影響を与えます。

たとえば、業界レポートを定期的に発信している企業は、経験や実績に裏打ちされた信頼できる存在として認識されやすくなります。加えて、企業が自社独自の技術や知見を活かしたコラムや解説記事をサイトに掲載していれば、訪問者に対して自社の専門性の高さを効果的に伝えることが可能です。

こうした信頼性のある情報発信は、ユーザーに安心感を与え、最終的には問い合わせや商談へとつながるきっかけになります。

競合企業との比較

競合企業との違いや自社の強みを明確に伝えることも、BtoBコーポレートサイトでは大切です。BtoB商材は複数社を比較して検討されることが多いため、他社とどう異なるのかを具体的に示す必要があります。

価格や機能だけでなく、導入後のサポート体制や対応スピード、自社独自のノウハウや技術力といった無形の価値も、判断材料として見られます。たとえば、比較表や導入事例を使った説明、第三者の評価を取り入れることで、より客観的な説得力が加わるでしょう。

こうした情報を的確に提示することで、ユーザーの意思決定を後押ししやすくなります。競合との差別化は、成約率を高めるための重要な施策の一つです。

採用情報

BtoBコーポレートサイトに訪問するユーザーの中でも、求職者が特に注目するのが採用情報です。求職者は企業のサイトで福利厚生や勤務条件、評価制度、キャリアパスなどが具体的に書かれているかを確認したうえで、応募を検討します。

また、社員インタビューや社内アンケートを通じて、働く人の声や職場環境をリアルに伝えることも信頼感につながります。さらに、入社後の研修制度や教育体制、社員の1日のスケジュールなどを紹介することで、入社後の姿をより具体的にイメージしてもらうことが可能です。

こうした情報の充実は、安心して企業を選んでもらうための重要な要素といえるでしょう。

BtoBコーポレートサイトを成功させるためのポイント

BtoBコーポレートサイトを成功させるには、戦略立案・制作・運用という各段階で押さえるべきポイントがあります。目的やターゲットを明確にした上でコンテンツや導線を設計し、公開後も定期的に改善を重ねることが重要です。

ウェブサイトは改善を適切に実施することで、リード獲得やブランディング、採用活動などの具体的な成果に結びつけられます。ここからは、戦略立案・制作・運用で押さえるべきポイントについて解説します。

  • 制作前の戦略立案:目標・ターゲット・差別化を明確にする
  • 制作工程のポイント:使いやすさと安全性を両立したサイト設計を行う
  • 制作後の施策:定期的にサイトの更新と改善を行う

制作前の戦略立案:目標・ターゲット・差別化を明確にする

BtoBコーポレートサイトを成功させるには、制作前の戦略立案で目標・ターゲット・他社との差別化ポイントを明確にすることが不可欠です。また、リード獲得、ブランディング、採用など、サイトの目的によって最適な構成やコンテンツは大きく変わります。

主なターゲット別の重視する情報とそれに対応するコンテンツをまとめると以下の表のようになります。

ターゲット重視する情報対応するコンテンツ
購買担当者製品スペック、コスト、導入事例製品情報、FAQ、料金モデル
経営層導入効果、信頼性、実績お客様の声、実績紹介、ROI事例
求職者社風、働き方、福利厚生採用情報、社内写真、社員インタビュー

また競合分析を行い、「自社ならではの強み」を明確に言語化しておくことも重要です。

制作工程のポイント:使いやすさと安全性を両立したサイト設計を行う

戦略を明確にした後の制作工程では、設計面の工夫がBtoBコーポレートサイトにおける成果を左右します。

とくに、使いやすさと安全性の両立は欠かせません。BtoB取引では専門的な情報を扱うことが多く、ユーザーが目的の情報にスムーズにたどり着ける構造が求められます。たとえば、複雑な製品やサービス内容も直感的に理解できるよう、シンプルで見やすいデザインや導線を意識することが重要です。

さらに、スマートフォンで資料を確認・提示する営業担当者のためにも、モバイルファーストの視点が必要になります。加えて、SSL化やデータ保護などのセキュリティ対策を強化すれば、安全性を高めながら企業としての信頼も高められます。

制作後の施策:定期的にサイトの更新と改善を行う

BtoBコーポレートサイトを成功に導くには、制作後の定期的な更新と改善が欠かせません。サイトを制作し公開した後も、訪問者のニーズに合わせてサイトを改善することで、成果の向上につなげることができます。

たとえば、Google アナリティクスなどのツールを使ってユーザーの行動を分析すれば、よく見られるページや離脱の多い箇所を把握し、改善に活かすことが可能です。また、業界の最新トレンドを取り入れた記事や導入事例を定期的に追加することで、サイトの鮮度と信頼感も保たれます。

さらに、問い合わせページの見せ方やボタンの配置といった項目を、A/Bテスト(※)で改善し続けると、資料請求や問い合わせ、サービス検討といった行動へつながる精度も高まります。継続的な改善作業は、BtoBコーポレートサイトでは非常に重要です。

※2つ以上のバリエーションを比較し、どちらがより良い成果をもたらすかを分析する手法

BtoBコーポレートサイトの最新トレンド

BtoBコーポレートサイトを取り巻く環境は年々変化しており、ユーザーの行動や価値観に合わせた最新トレンドへの対応が欠かせません。チャットボットによるサポートやスマートフォン最適化、個別最適化された情報配信、セキュリティ強化、サステナビリティの発信、データ活用など、注目すべき要素は多岐にわたります。

ここでは、BtoBコーポレートサイトを成功に導くために押さえておきたい最新トレンドをご紹介します。

  • チャットボットによるサポート
  • 個別最適化されたマーケティング
  • スマートフォン優先の設計
  • サステナビリティと社会的責任の訴求
  • セキュリティ対策の強化
  • 取得できたデータの活用

チャットボットによるサポート

BtoBコーポレートサイトの最新トレンドとして注目されているのが、チャットボットによるユーザーサポートです。

BtoB取引では、導入前に複数の企業やサービスを比較検討することが多く、その過程で細かな疑問が生じやすくなります。また、取扱サービスが多岐にわたる場合、訪問者がサイト内で迷ってしまうことも少なくありません。

こうした課題に対応する手段として、会話形式で情報を案内できるチャットボットは効果的です。中でもAIを活用したチャットボットは、従来の想定問答に沿った自動応答だけでなく、文脈を理解しながら柔軟に対応できることが特長です。

よくある質問への回答はもちろん、適切な情報ページへの誘導などにも対応でき、利便性と満足度の向上につながります。

個別最適化されたマーケティング

BtoBコーポレートサイトの最新トレンドの一つに、「個別最適化されたマーケティング」があります。これは、訪問者の行動履歴をもとに、それぞれの関心に合った情報を表示する仕組みです。

たとえば、一度特定の製品ページを閲覧したユーザーに対しては、次回の訪問時に、製品の導入事例や関連資料をトップページやサイドバーに自動表示することができます。

さらに、過去に閲覧したサービスに関連するコンテンツを「おすすめ情報」としてポップアップや案内枠で提示したり、関心の高そうなセミナーやキャンペーンを案内したりすることも可能です。

訪問者にとってタイムリーかつ関連性の高い情報を届けることで、興味を引きやすくなり、結果としてリード獲得や問い合わせの増加につながります。

スマートフォン優先の設計

BtoBコーポレートサイトでも、「スマートフォン優先の設計」が注目されています。

BtoBコーポレートサイトは、従来はPCからの閲覧が前提とされていましたが、昨今では企業担当者が外出先や移動中にスマートフォンで情報収集や比較・検討を行うケースが増加しています。そのため、製品情報や導入事例などの重要なコンテンツをモバイルでも快適に閲覧できる、シンプルで操作性の高いデザインが求められます。

レスポンシブデザインを採用すれば、PC・タブレット・スマートフォンすべてで統一した情報を提供可能です。実際に、ある工作機械メーカーではモバイル対応後、海外からのアクセスも商談数も増加したという事例もあり、重要なポイントといえます。

サステナビリティと社会的責任の訴求

企業のサステナビリティや社会的責任への取り組みをBtoBコーポレートサイトで発信することは、企業価値を高めるうえで重要な要素です。

近年、環境配慮やSDGsへの姿勢は、取引先の選定基準や投資判断にも影響を与えています。たとえば、CO2排出量削減の取り組みやリサイクルの実績、地域貢献活動の紹介などを通じて、ステークホルダーとの信頼関係を構築できます。さらに、ESG評価や投資家の視点では、透明性のある情報開示も求められます。

こうした取り組みは、単に企業イメージを向上させるだけでなく、新たな取引機会や資金調達のきっかけにもつながるでしょう。

セキュリティ対策の強化

BtoBコーポレートサイトでは、セキュリティ対策の強化が不可欠です。情報漏洩や不正アクセスのリスクがあるだけでなく、対応を怠れば取引先からの信頼を損なうおそれがあります。

特にGDPR(EU一般データ保護規則)では、CookieやIPアドレスも個人情報とされ、欧州企業と取引がある場合は、訪問者の同意取得や適切なデータ管理が求められます。加えて、日本でも個人情報保護法が改正され、個人関連情報の第三者提供時の記録義務や、漏洩時の報告義務が強化されました。

これらに対応するには、SSL暗号化通信や侵入検知システムの導入に加え、従業員へのセキュリティ教育やCookie同意管理ツール(CMP)の活用も有効です。こうした取り組みは法的リスクの回避だけでなく、企業の信頼性や取引機会の拡大にもつながります。

取得できたデータの活用

ウェブサイトでは、さまざまなアクセス情報を取得することが可能です。BtoBコーポレートサイトでも訪問者のアクセス情報を活用することで、マーケティングや営業活動の精度を高めることができます。サイト上で取得できる情報と活用例には、次のものがあります。

取得できるデータ活用方法の例
ページ別閲覧数関心の高い商材・コンテンツの特定に活用する
滞在時間・直帰率ページ内容の改善や、離脱防止施策の検討に活用する
流入経路(検索/広告)SEOや広告出稿の最適化に役立てる
ユーザー属性(業種等)パーソナライズドコンテンツの出し分けに応用する

こうしたデータ活用により、ウェブサイトは単なるユーザーに対する情報提供の場から、リード獲得や提案精度向上に貢献するマーケティング基盤へと進化します。

アクトデザインラボにおけるBtoBコーポレートサイトの成功事例

BtoBコーポレートサイトの制作において、多くの企業と向き合ってきた当社「アクトデザインラボ」では、業種や規模を問わず成果につながるサイト構築を実現してきました。最後に、実際のプロジェクト事例をもとに、戦略設計から運用までのプロセスと成果を紹介します。

宿泊(開発)業:N社

こちらの企業のリニューアル前のコーポレートサイトは、事業紹介や会社情報といった基本的な内容のみを掲載したシンプルな構成でした。リニューアルに際しては、企業としての取り組みや課題をあらためて整理し、「どんな想いで、どんな課題に向き合っているのか」を明確に伝える内容へと刷新しました。

結果、以前はほとんどなかったサイト経由の問い合わせが、週に2〜3件ほど安定的に届くようになっています。特に採用に関する反響が大きく、応募者とのマッチング精度も高まりました。業界の課題に対して、情報と感性の両面からアプローチしたことが、伝える力の強化につながったといえます。

コンサル業:M社

こちらの企業は、事業ドメインの拡大に伴う会社組織の再編に合わせて、コーポレートサイトのリニューアルを行いました。その過程で、それまで明文化されていなかった考え方や価値観が浮き彫りになったため、丁寧なヒアリングを重ねながら、言語化と視覚情報化を並行して進めました。

結果、細かなニュアンスまで共有しやすくなり、理解の精度が高まったという声もいただいています。コーポレートサイトのリニューアルは、自社の課題や組織構造を棚卸しし、強みや差別化ポイントを再認識するプロセスでもあります。そこを丁寧に掘り下げることで、顧客に向けた情報発信の質が高まり、成果を生み出す推進力となります。

セキュリティ系ウェブアプリ関連:L社

こちらの企業は、サービスのリニューアルに合わせてコーポレートサイトも刷新しました。

セキュリティ関連の事業を展開する中で、取引先に安心感を持ってもらうことが重要な課題でしたが、大手と異なり、実績の数字だけでは十分な訴求が難しいという課題がありました。そこで、既存顧客が信頼を感じている理由を丁寧に調査し、定性的・定量的な視点から情報を整理しました。

結果、セキュリティに対する高い知見や、顧客1社1社に丁寧に向き合う姿勢など、中小企業ならではの強みを明確に表現することができました。情報の切り方や抽出方法を工夫することで、自社の魅力をより際立たせて伝えることが可能です。

まとめ

BtoBコーポレートサイトは、単なる情報発信の場ではなく、信頼性の向上やリード獲得、採用ブランディングといった多様な役割を担います。成果を生むサイトを実現するには、戦略立案・設計・運用のすべての段階で的確な判断が求められます。

また、チャットボットの導入や個別最適化、サステナビリティの訴求など、最新トレンドにも目を向けることが重要です。

BtoBコーポレートサイトの制作をご検討の方は、実績豊富なアクトデザインラボにお気軽にご相談ください。初回のヒアリングから丁寧に伴走し、成果を出せるサイトづくりをお手伝いします。

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