MENU

コーポレートサイトリニューアルは「目的の明確化」がカギ!実施の判断基準や時期を解説

コーポレートサイトリニューアルは「目的の明確化」がカギ!実施の判断基準や時期を解説

コーポレートサイトのリニューアルを検討する企業が増えていますが、どのタイミングで実施すべきか、またその目的が明確でないまま進めることは、無駄な投資に繋がりかねません。特に、営業や採用活動にも大きく影響する重要な企業の顔ともいえるサイトですから、その活用方法に悩む担当者は多いことでしょう。

そこで今回は、コーポレートサイトをリニューアルすべきタイミングとその目的について解説します。また、当社アクトデザインラボが実施したリニューアルにおいて成功した企業の事例を交えて、得られるメリットやデメリットも具体的に紹介します。この記事を読むことで、リニューアルが自社にとって本当に必要かどうか、しっかりと判断できるようになります。

目次

コーポレートサイトのリニューアルを考えるべきタイミング

コーポレートサイトのリニューアルは、多くの企業にとって必要なタイミングで実施することが重要です。しかし、リニューアルのきっかけは多様で、上司から指示を受けたり、複数の部署から相談されたりすることが一般的です。

その際、リニューアルの目的が明確でないと、価値を生み出すことは難しく、最終的には「なぜリニューアルを実施したのか?」という疑問が残り、効果を実感できなくなることがあります。

ここでは、コーポレートサイトのリニューアルを進めるべきタイミングを整理し、明確な目的を持つことの重要性を解説します。自社の状況に照らし合わせて、リニューアルを検討するべきタイミングを見極めましょう。

UI/UX・デザインを最新化して離脱率を改善したい

スマートフォンやパソコンでの見づらさが原因で離脱率が高くなっている場合、コーポレートサイトのリニューアルを考えるべきタイミングです。

現代的なデザインや最新のUI/UX技術を取り入れることで、ユーザーにとっての使いやすさが向上し、サイト内での回遊率が増加します。特に「文字が小さすぎて見づらい」や「サイトが見づらい」というフィードバックがあれば、リニューアルが効果的です。

求職者が安心・共感できるサイトにしたい

採用ページが弱かったり、従業員の声が掲載されていなかったりして、求職者が安心感を持てない場合、コーポレートサイトのリニューアルを考えるべきタイミングです。

求職者が企業に対して抱く不安や疑問を解消するため、求職者目線での情報発信を意識したリニューアルが必要です。社名変更や本社移転を機に、企業の新たなイメージを反映させることが求められます。

問い合わせ・資料請求を増やす営業支援導線を作りたい

問い合わせや資料請求が増えない場合、コーポレートサイトのリニューアルを考えるべきタイミングです。

サイト内の問い合わせフォームが複雑だったり、資料請求ボタンが分かりづらかったりすると、ユーザーは行動に移しません。使いやすさを向上させ、営業チームと連携してリード獲得の導線を設計することで、リニューアル効果を最大化できます。

セキュリティ・表示速度などの技術面の改善をしたい

セキュリティや表示速度に不安がある場合、コーポレートサイトのリニューアルを考えるべきタイミングです。

SSL化を実施し、サイトの表示速度を向上させることで、ユーザーの信頼を得られるだけでなく、検索順位にも好影響を与えます。CMSやプラグインを最新のものにアップデートすることで、技術的なリスクを低減できます。

社内運用を効率化するためCMS刷新など管理体制を見直したい

CMSや運用体制に問題があり、情報発信がスムーズに行えない場合、コーポレートサイトのリニューアルを考えるべきタイミングです。

CMSの刷新や管理体制を見直すことで、専門知識がなくてもサイトの更新ができるようになり、情報発信のスピードが向上します。運用効率化を図るためのリニューアルは、企業の成長に欠かせない施策となります。

リニューアルでブランドイメージを刷新したい

ブランドイメージの刷新が必要な場合、コーポレートサイトのリニューアルを考えるべきタイミングです。

社名変更や経営方針の転換に合わせて、サイトの印象を新しいブランドイメージに合ったものに変更することで、社内外の信頼感を強化できます。リニューアルを通じて、企業のイメージに一致したサイトを作り上げることが重要です。

コーポレートサイトの分析と改善を強化したい

サイトの分析機能が不十分で、PDCAサイクルをうまく回せていない場合、コーポレートサイトのリニューアルを考えるべきタイミングです。

Google アナリティクスやヒートマップツールを活用して、ユーザー行動を把握し、改善施策を立案するには、サイト構造を見直し、データに基づく分析ができる体制を整える必要があります。

コーポレートサイトの課題の見つけ方

リニューアルを成功させるためには、現状のサイトにどんな課題があるのかを明確に把握することが重要です。課題を見つけずにリニューアルを実施しても、時間やお金をかけても効果が得られず、失敗に終わる可能性があります。

ここでは、コーポレートサイトの課題を見つけるための5つの視点を紹介し、改善に向けたアクションを具体的に解説します。

  • ユーザー視点で見てもらう
  • 社内の人に見てもらう
  • データを確認する
  • 競合サイトと比較する
  • 検索キーワードや問い合わせ内容を確認する

ユーザー視点で見てもらう

ユーザー視点でサイトを見てもらうことが、課題発見の第一歩です。取引先や商談時にユーザーにヒアリングし、「使いにくい」や「わかりづらい」といった点を聞き出すことで、重要な課題を浮き彫りにできます。

特に「知りたい情報に簡単にアクセスできたか」や「問い合わせをしたくなるサイトか」を確認すると良いでしょう。ユーザーのフィードバックは、運営側では気づきにくい課題を見つけるために不可欠です。

社内の人に見てもらう

社内のメンバーにもサイトを見てもらい、運用の現状を確認しましょう。CMSの使い勝手や更新作業の手間についてヒアリングすると、「お知らせの掲載方法がわからない」や「更新に時間がかかる」など、運用に関する課題が浮き彫りになります。これらの問題はリニューアルで改善できるため、社内の意見を反映させることが重要です。

データを確認する

定量的なデータも重要な課題発見の手段です。Google アナリティクスやヒートマップツールを活用して、滞在時間が短いページやスクロール深度が浅いページを特定しましょう。

また、スマートフォンとパソコンでのユーザー行動の違いを確認することも役立ちます。さらに、問い合わせや資料請求がKPIに到達しているかも確認し、サイト改善の方向性を決定します。

競合サイトと比較する

競合サイトと比較することで、改善のヒントを得ることができます。自社と似たターゲットや業界のサイトをチェックし、情報整理の方法やページの到達しやすさを見直しましょう。ユーザー視点で競合のサイトを確認することで、SEOやユーザーエクスペリエンスの改善に役立つ発見が得られます。

検索キーワードや問い合わせ内容を確認する

サイトへの流入キーワードと、実際のコンテンツが一致しているかを再確認しましょう。Google Search Consoleを使用して、どのキーワードでどのページに流入しているのかを分析します。

情報が一致していない場合、ユーザーが早期に離脱したり、検索順位が下がったりするリスクがあります。ユーザーが求めている情報を適切に提供できるよう、キーワードとのズレや導線の問題を洗い出して改善します。

コーポレートサイトをリニューアルすべきかどうかの判断基準

コーポレートサイトのリニューアルは、明確な目的と根拠がなければ成果を上げることは難しく、無駄な投資につながるリスクがあります。「見た目を新しくするため」「上層部の指示に従って行う」などの理由だけでは、時間と費用が無駄になってしまう可能性があります。

ここでは、リニューアルを検討する際に「しない」という選択肢も含めて、冷静に判断するための視点を紹介します。自社の状況に合ったケースを整理し、判断材料として活用してください。

リニューアルすべきケース

以下のような場合には、コーポレートサイトのリニューアルを進めるべきタイミングです。

  • コンバージョン数が目標値を下回っている
  • 採用ページが機能しておらず、他の有料媒体に依存している
  • セキュリティや表示速度に不安がある
  • CMSや運用フローが属人化・煩雑化し、更新が滞っている
  • ロゴ刷新や経営方針の転換があったのに、サイトが古いままである
  • 営業・採用・広報などの関係部門から改善の要望が出ている

これらに該当する場合、リニューアルを推進することが効果的です。社内稟議を通す際には、「現状を維持することによる損失」を定量的・定性的に説明できるようにしておくと有効です。

たとえば、採用が有料媒体に依存している場合、リニューアルには一時的な大きな費用がかかりますが、ランニングコストを抑えられる可能性があります。そのまま放置しておくと、毎月一定以上の費用がかかり続けることになります。

このように、具体的なコスト面でのメリットを示すことで、上司や上層部に説得力を持たせることができます。

リニューアルしなくても良いケース

次のような場合には、コーポレートサイトのリニューアルは必要ありません。

  • サイト経由でリードが安定して獲得できている
  • 定期的に情報更新が行われている
  • 採用や営業において十分な成果が上がっている

コーポレートサイトの運用で得られる主なメリットは、営業活動の成果や、他の媒体を使わずに採用活動を行うことです。これらがすでに十分に満たされている場合、時間と費用がかかるリニューアルを実施するのは賢明ではありません。

リニューアルをしないことで得られるコストメリットもありますので、全体のコストと業務負荷をしっかりと比較・検討しましょう。

別の方法を検討した方が良いケース

コーポレートサイトのリニューアルは大規模なプロジェクトですが、全体の刷新をせずに部分的な改善だけでも効果が見込めることがあります。

たとえば、サイト全体のデザインや情報構成には問題がないものの、特定のページのコンバージョン率が低い場合、CTA(コール・トゥ・アクション)やフォームの改善だけで成果が上がることがあります。

また、採用活動が有料媒体に依存しているものの、コーポレートサイトの他の部分に問題がない場合、採用ページだけをリニューアルするという方法も有効です。

全体のリニューアルよりも部分的なリニューアルの方がコストや時間を抑えられるため、「スモールスタート」で試しながら効果を見ていくことが賢明です。

コーポレートサイトのリニューアルのメリット

コーポレートサイトのリニューアルを検討する際、得られるメリットを明確にすることは、決定を後押しする重要な要素となります。ここでは、「リニューアルを実施する価値があるのか」を判断するために、リニューアルによって得られる主なメリットについて解説します。

  • 営業支援や問い合わせ数の増加が見込める
  • 信頼感の醸成や見込み客への訴求力が向上する
  • サイトを回遊してもらうことで、会社理解を深めてもらえる

営業支援や問い合わせ数の増加が見込める

リニューアル後のコーポレートサイトは、単なる名刺代わりの存在から、営業支援の強力なツールへと進化します。導入事例、FAQ、製品比較表など、ユーザーが意思決定をする際に必要な情報を提供することで、問い合わせ数や資料請求数が増加し、それが売上につながる可能性が高まります。

Web経由での見込み客は、すでに自分自身でサイトを調べて営業活動の前段階を完結させている状態です。こうしたユーザーを多く獲得することで、営業のリソースや初期対応の負担が軽減されます。

その結果、営業人員を別業務に割り当てたり、1人当たりの売上を増加させたりすることも期待できるでしょう。

信頼感の醸成や見込み客への訴求力が向上する

リニューアルにより、最新の取引実績や取引先、パートナー企業との連携をアピールすることができます。これにより、「あの大企業に選ばれているので、信頼できる会社だな」と感じてもらえるようになります。

特にBtoBのビジネスでは、「取引先として信頼できるか」という心理的なハードルを越えることが重要です。競合と比較して安心感や信頼感を示すことが、見込み客の関心を引き、訴求力を高めます。コーポレートサイトのリニューアルが、この信頼感の醸成に大きく寄与するのです。

サイトを回遊してもらうことで、会社理解を深めてもらえる

サイト全体の構成や導線設計を見直すことで、ユーザーは今まで1ページしか見ていなかったサイト内の複数ページを閲覧するようになります。複数のページを閲覧することで、会社の魅力や強みをより深く理解してもらえ、問い合わせの獲得につながるでしょう。

さらに、サイト内での回遊が促進されると、滞在時間が長くなります。これにより、SEO効果が向上し、検索順位にもプラスの影響を与えることが期待できます。

コーポレートサイトのリニューアルのデメリット

コーポレートサイトのリニューアルには多くのメリットがありますが、それに伴いデメリットもあります。ここでは、リニューアルのデメリットについて解説し、どのように最小限に抑えるかを考えるための視点を提供します。

  • 多くの時間と人手がかかる
  • 制作費用が高額になりやすい
  • 社内の意思決定がまとまらないことがある
  • リニューアル後すぐに成果が出るとは限らない
  • 運用が変わることで社内に混乱が生じることがある

デメリットがあるからといってリニューアルを避けるのではなく、リスクを認識し、適切に対応することが重要です。

多くの時間と人手がかかる

リニューアルは単なるデザインの変更にとどまらず、社内関係者へのヒアリングや原稿作成、写真・素材の準備など、多くの工程が発生します。特に、意見の調整や社内合意形成に時間がかかり、その結果として担当者の負担が一時的に大きくなります。プロジェクトの進行には、多くの時間と人手を要する点を考慮しておく必要があります。

制作費用が高額になりやすい

コーポレートサイトをフルリニューアルする場合、規模や内容に応じて100万〜500万円近くの予算が必要となる場合があります。企画、設計、デザイン、開発、テストといった各工程をWeb制作会社に依頼すると、費用がかさむことが予想されます。見積もり段階で、本当に必要な構成かどうかを慎重に精査し、過剰投資を避けることが重要です。

社内の意思決定がまとまらないことがある

リニューアルの決定プロセスや実行段階で、社内の意思決定が一貫しない場合があります。「誰が最終決定をするのか」「目的は何か」という認識が統一されていないと、プロジェクトが途中で迷走し、方向性を失う恐れがあります。

関係者が多いほど意見が分かれやすいため、事前にゴールや責任者を明確にし、プロジェクト開始時に合意を形成しておくことが不可欠です。

リニューアル後すぐに成果が出るとは限らない

リニューアル後、すぐに問い合わせや資料請求、採用応募が増加するとは限りません。リニューアルによってサイトの動線が複雑になったり、情報量が増え過ぎてユーザーが迷ったりする可能性もあります。

Web制作会社と綿密なコミュニケーションを取りながら、リニューアルが成果につながらなかったリスクを最小限に抑えることが重要です。また、短期的な成果を過度に期待せず、長期的な視点を持つことが大切です。

運用が変わることで社内に混乱が生じることがある

CMSの刷新やプラグインのアップデート、ページ構成の変更などによって、社内の運用ルールや操作方法が変更されることがあります。特に専門知識を持たない担当者が更新を行う場合、新しいルールに慣れるまで時間がかかり、運用に混乱が生じることもあります。

また、過去に作成したページが使えなくなったり、引き継ぎが難しくなったりすることも考えられるため、リニューアル後の運用を見越して、事前に十分な準備を行い、Web制作会社と連携しておくことが大切です。

コーポレートサイトリニューアルの進め方・手順

コーポレートサイトのリニューアルを進めるには、段階的に計画を立てて着実に実行していくことが重要です。ここでは、リニューアルの進め方を手順ごとに解説します。

  1. 目的と方針を明確にする
  2. 現状の課題と必要なコンテンツを洗い出す
  3. Web制作会社を選定し設計を進める
  4. コンテンツ制作と開発・検証を進める
  5. 運用体制を整備する

Web制作会社にはプロセスの途中から参加してもらうことを想定していますが、リニューアルの検討段階から相談することで、社内事情を理解し、目的を整理してくれるため、より効果的な成果を得やすくなります。どの段階でWeb制作会社と連携するかを考えながら、進めていきましょう。

Step1.目的と方針を明確にする

リニューアルを進める前に、まず目的と方針をしっかりと明文化し、社内に浸透させましょう。「営業支援ツールとして活用する」「採用強化を目指す」など、目的が複数ある場合は、優先順位を付けて整理することが重要です。

社内で関係者全員が共通認識を持つことが、プロジェクト成功の鍵となります。認識のずれを防ぐため、全員が理解できるように積極的にコミュニケーションをとることが大切です。

Step2.現状の課題と必要なコンテンツを洗い出す

目的と方針を明確にしたら、次に現状の課題と必要なコンテンツを洗い出しましょう。ユーザーや社内メンバーからのフィードバックを集めるだけでなく、Google アナリティクスやヒートマップツールを活用し、定量的なデータを集めて課題を多角的に分析します。

「新しいコンテンツ」を作るだけでなく、既存のページを削除したり、残したり、必要に応じて整理したりすることも重要です。コンテンツを「削る/残す/新しく作る」の観点で整理し、サイトマップを作成すると、情報整理が明確になり、整合性の取れた構成を作り上げることができます。

Step3.Web制作会社を選定し設計を進める

Web制作会社を選定する際は、複数社から提案を受け、実績や相性、対応範囲を比較して決定しましょう。契約後は、要件定義書や参考サイトを使って具体的なイメージを擦り合わせ、設計を進めます。

制作が始まったら、デザインやワイヤーフレームの段階からフィードバックを逐一行い、社内外の関係者と密にコミュニケーションをとることが成功の鍵となります。制作会社に丸投げするのではなく、プロジェクト全体に関与することで、より効果的なリニューアルが可能となります。

Step4.コンテンツ制作と開発・検証を進める

コンテンツ制作や開発が進行する中で、社内で原稿の準備や素材の収集を並行して行いましょう。ページに掲載する情報が不足していると制作が滞る原因となるため、計画的に進めることが重要です。

さらに、SEO対策やスマホ対応、表示速度、CV(コンバージョン)導線など、技術的な部分も細かく確認し、テスト環境で動作確認やリンクチェックを欠かさず行って精度を高めます。問題を早期に発見できれば、完成度の高いサイトを作り上げることができます。

Step5.運用体制を整備する

リニューアルが完了し、コンテンツ制作や開発が最終段階に達したら、運用体制を整備します。CMSの操作方法や更新ルールを整理した社内マニュアルを作成し、リニューアル後の運用に備えましょう。運用体制が整っていなければ、更新作業が滞る可能性があります。

さらに、「ページ更新のため」の運用体制に加えて、「効果検証と改善のため」の体制も整備することが必要です。Google アナリティクスやGoogle Search Console、Microsoft Clarityなどを使用して、どの項目をチェックし、数値がどうであれば改善策を講じるかを明確にして、PDCAサイクルを回せるようにします。

アクトデザインラボにおけるコーポレートサイトリニューアルの成功事例

リニューアル後に大きな成果を上げた企業は、明確な目的を持ち、社内や協力会社との連携を強化したことが、成功につながった要因です。ここでは、アクトデザインラボが手がけた2つのコーポレートサイトリニューアル成功事例を紹介します。

セキュリティ系ウェブアプリ関連企業の事例:信頼感を可視化して差別化に成功

セキュリティ系ウェブアプリの開発・運用を行う企業におけるリニューアルの目的は、「取引先に安心感を与え、自社の信頼感を可視化すること」でした。こちらのクライアントは、サービスの質の高さは社内で認識されていたものの、それを取引先に正しく伝える手段が不足していました。

アクトデザインラボは、取引先がどの観点で信頼を寄せているかを調査し、定性・定量的なデータを整理して情報収集を行いました。その結果、セキュリティの知識の深さや、顧客一社一社に対する取り組みなど、同企業ならではの強みを可視化することに成功しました。

宿泊(開発)業N社の事例:企業の想いを発信して採用問い合わせが増加

宿泊業のN社のリニューアル目的は、「採用活動を強化し、自社の理念や課題解決への姿勢を伝えること」でした。元のホームページは、事業紹介に留まり、採用面での成果が出ていませんでした。

アクトデザインラボは、リニューアル時に「どんな想いで、どんな課題に取り組んでいるか」を閲覧者にわかりやすく伝えることを優先し、コンテンツを再設計しました。その結果、リニューアル後にはWeb経由のお問い合わせが増加し、N社が求める人物像に合致した応募者の獲得にも成功しました。

まとめ

コーポレートサイトのリニューアルは、単なるデザインの刷新にとどまらず、明確な目的と方向性を持つことが不可欠です。また、プロジェクトに関わるすべての関係者が共通の認識を持って進めることが成功の鍵となります。

目的が不明確なまま進めてしまうと、時間と費用をかけた結果が成果に結びつかないリスクが高まります。リニューアルを行う際には、しっかりとした計画と、チーム全員の理解と協力が重要です。

リニューアルを成功に導くには、「目的と方針を明確にする」ことが最初のステップです。これを踏まえて進めることで、リニューアルは確実に効果を発揮します。

リニューアルの進め方に不安がある場合や、初めからプロフェッショナルなサポートが必要だと感じている方は、当社アクトデザインラボにご相談いただければ、確実に安心して進めることができます。少しでもご興味をお持ちの場合は、お気軽にお問い合わせください。

目次